たいようの映画の感想

映画を観て感動しても、少し時間が経てば結構忘れてしまうんです。そんな忘れんぼうな自分のための記録なんです。

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ドット・ジ・アイ (シネセゾン)

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【絡み合う三人の男女。そしてもう一つの視線―――】

 まず、タイトルの"dot the i"とはアメリカの慣用句で、"細かいところまで注意を払う、細部にまで十分気を配る、詳細に記す、明確に説明する"という意味があるらしい。それはこの映画の内容をしっかりと表しています。
 主演はアモーレス・ぺロスで一躍脚光を浴びたガエル・ガルシア・ベルナル。それだけでなんだか少し期待してしまいます。


【運命のように出会った二人をめぐる物語。
 
 彼女には婚約者がいたが、そんなことはどうでもいいほどに惹かれ合い、愛し合った。
 少なくとも彼女はそう信じた。

 やがて自分達を監視する視線に気がつく彼女。その視線の正体は分からない。
 大丈夫、僕が守るよ。
 そう言ってくれる彼と、今日もまた、ベッドで抱き合う】



 ふむふむ。とってもよく出来た映画です。オープニングの意味ありげなシーンから目が離せないし、それがちゃんと後半で生きてくる。運命的な恋のお話から、どんどんとテンポを上げて真相を見せていくスピード感は楽しめました。
 どんでん返し。最近映画界で流行ってますよね。この映画は確かに立派などんでん返しがあるし、これでもかと思うくらいにひっくり返してまたひっくり返す感じ。
 でも、じゃあそれで文句なくおもしろいかというと、必ずしもそうじゃない。見終わったあとには、なにか釈然としない思いが残った。
 確かにおもしろい映画だったと思う。脚本もしっかりしてるし、役者さんもいいし、センスも感じる。でも鑑賞後は特になにも残らない。ああ〜うまい映画だったなぁ、という程度。
 これはまあ個人的好みだろうけど、映画は見終わったあとも何かがじんわりと残るものであってほしいな、と思うのでした。
 それに最後のシーンは蛇足だったんじゃないのかな。最後までひっくり返そうっていう意気込みは分かるけど、やりすぎで結局なにがなんだかすっかり分からなくなっちゃった感が残った。

 時間つぶしや、エンターテインメントを好む人は充分楽しめます。

 それで、ガエル君は相変わらずかっこいい。まるで彼のプロモーションビデオです。


(2003年/イギリス・スペイン/マシュー・パークヒル監督)
  

| 映画 ☆☆☆ | 22:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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