【心落ち着く場所がある。心落ち着く人がいる】 巨匠小津安二郎生誕100年記念。香港の巨匠ホウ・シャオシェンが彼へ捧ぐオマージュ、現代版「東京物語」。
小津さんの映画は見たことないし、この香港監督も知らなかったんだけど、浅野さんが出ているということと、なんとなくフライヤーが素敵だったので観てきた。
ふむふむ。なるほど。
ストーリーは、えっと、特にない。いやほんとに。
一青窈はお腹に赤ちゃんを抱えている。彼女に密かな恋心を抱いている(ってフライヤーに書いてあった)浅野さんは、神保町で古書店を営んでいて、彼女とたまに会って珈琲を一緒に飲む。
それだけ。
でもね、不思議とそれでも飽きないのは、いつも見ている東京の街を写し続けてるからなのかな。それがとっても綺麗。
古くからの書店が並ぶ神保町・多くの路線が乗り入れる御茶ノ水・街中を走る荒川線。
そんないつもいつも、本当に毎日のように見ている景色の美しさを教えてもらった。そういえば京成の日暮里も出てたな。出口のロッカーが並んでるところ。
うーん。不思議な映画。相変わらず浅野さんは素敵だし、一青窈の自然な芝居が意外にもいい感じだった。その要素も大きいかな。
不思議な映画でした。
(2003年/日本/ホウ・シャオシェン監督)