たいようの映画の感想

映画を観て感動しても、少し時間が経てば結構忘れてしまうんです。そんな忘れんぼうな自分のための記録なんです。

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恋に落ちる確率 (シネセゾン渋谷)

20051211192706.jpg

 [カンヌでカメラドール受賞!!]
 [第二のラースの誕生!!]


 そんな宣伝文句に惹かれてみてみたものの、いまいち理解できず。究極の愛の選択、とかいうキャッチフレーズのせいか、きっと何かあるんだろうと期待しているうちに終わってしまった。

【あなたは愛に全てをかけられますか?】 

 そんな宣伝文句も、客寄せにはもってこい。
 でも、主人公の彼は、愛のために全てをかけられたんだろうか。
 彼にはできなかった。愛するものを疑い、一瞬の誘惑により、ほかの女性に惹かれてしまう。気づいたときにはもう手遅れで、全てを失っていた。これが実話であったなら、なんという悲劇だろう。そんな悲劇の香りを、ほんの微かにではあったが感じる事はできた。
 では、俺はこの映画をみてなにを感じればよいのだろうか。
 奇抜な映像。
 浮気だけでなく、ちょっとした浮気心もイケナイよ。
 そんなところかな。

 映像は確かに目を見張るものがあったけど、なんだかストーリーと噛み合ってなかった感があった。タイトルもコピーも、なんかラブコメ映画みたいに感じるし、ちょっと違うと思う。原題は"reconstruction"。訳すと、"再構築"。
 なるほど、確かにそういう映画でした。
「実存主義に見られるような、自己の不確かさや不安、というものに、通ずるものがある」ていうレヴューを読んだんだけど、まあ、言われてみれば……て感じ。決して嫌いなタイプではないんだけどね。ラースとかデヴィッド・リンチは好きだし。

 いまいちリアルさが感じられなかったのかな。


 でまあ、余談だし、俺のような人間が言うのもあれなんだけど、やっぱり日本での展開戦略が良くないんじゃないかな。たまに洋画を見て思うんだよね。変な邦題付いてたり。
 このタイトルを見ると、寄ってくるのがラブコメ好きの若い男女になるのは予想できたはずだし、そういう人が見れば、「この映画わけわかんなーい」ってなって評価も下がっちゃうだろうし。
 まあ、ブームだからね。仕方ないよね。


(2003年/デンマーク/クリストファー・ボー監督)

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