たいようの映画の感想

映画を観て感動しても、少し時間が経てば結構忘れてしまうんです。そんな忘れんぼうな自分のための記録なんです。

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トンマッコルへようこそ (有楽町朝日ホール・試写会)

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 今年10月に日本で公開される韓国映画。韓国では観客動員が800万人に達し、05'の興行収入トップになった作品。歴代の韓国映画の観客動員は5位に食い込んだらしい。
 それほど名の知れた役者が出ているわけではなく、日本で知られているのは「オールド・ボーイ」のカン・へジョンくらいだと思う。監督も新人。

 そもそも僕は、韓国映画はあまり好まない模様。良くも悪くも大味で、役者の芝居もどうもくどく感じる。「八月のクリスマス」はすごく良かったけれど、あとは「オールド・ボーイ」くらいしかまともに見ていないかもしれない。いい映画ももちろんあるんだろうけど、なにせ食わず嫌いになっているみたい。多分「ブラザー・フッド」で拒絶反応が出たのがきっかけ(最後は泣いたけど)。

 朝鮮戦争が舞台、と聞いただけで「え、また?」って思ってしまったが、この映画で描くのは戦争ではなく人間そのもの。憎くて憎くて仕方ない敵対軍や言葉の通じない人間と少しづつ打ち解けていく様子を、これ以上ないほど丁寧に描写していた。これは新人監督とは思えないくらいに親切で上手だったように思う。カン・へジョンもはまっているし、他の役者もよかった(かっこいいしね)。
 ファンタジーの雰囲気を含ませ、ユーモアも交え、そんな中盤までの展開は全然嫌いではなかった。

 しかーし。後半一転して戦争映画ムードになってくると、今までそれで馴染んでいた「非現実感」がボロリと顔を出してしまった。
 戦争、しかも実在した戦争を描くのだから、そこにはやはりリアリティがあってほしい。細かいことに目をつぶったとしても、物語の大筋に関わる部分ではせめて違和感がないぐらいの展開にしてほしい。この映画では終盤での説得力が致命的に欠けていたように思う。説得力に欠けた物語で人が死んだって、僕は全然感動できなかった。こうしていれば彼らは死なずに済んだじゃない!とか考えてしまうから。

 全体的には面白かったと思います。久石譲が手がけた音楽も合っていた。

 ただこの映画が韓国で記録的ヒットとなったことに関し、さらに監督がまだ30代とわりと若いことも考えると、最近の韓国内の時代風潮も影響してるのかなぁとも思った。
 人民軍兵士と韓国軍兵士が協力し「俺らは南北連合軍だな」なんて言うあたり。しかも相手が米軍。
 米軍の作戦会議で「民間人の犠牲が出てしまいます」と言う士官に対し「そんなものを気にしてられん」とあまりにも冷たく切り捨てる上官。しかもそれに抵抗しようとするのは東洋系の顔立ちの士官。
 考えすぎですかね。そうですよね。

 それから、日本人には朝鮮戦争ってあまり馴染みがないから(そうでもない?)、どことどこの戦争で、誰がどこの兵士で、アメリカがどっちの味方で、とかその辺りの根本的な設定が飲み込めない人が多いかもしれない。

 空から降るポップコーンは、その発想自体も映像もすごくよかった。あのシーンに関しては最近観た映画の中でも最もニコニコしながら観れた気持ちいいシーンだった。


 最後になりましたが、試写会にお呼びしてくれたお友達、どうもありがとー。久石譲ってあんなおじさんなんだね。
 

(2005年/韓国/パク・クァンヒョン監督)

| 映画 ☆☆☆ | 23:04 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

感想ありがとー
この映画を見てニコニコしてくれる人いっぱいにしたいよ(≠g`∀')g゛

| れ | 2006/07/01 21:54 | URL |

いいえーいいえー。
ヒットするといいね。
また誘ってねー

| たいよう | 2006/07/03 02:12 | URL |















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